学習範囲が拡大傾向にある民事訴訟法を要領よく学習しよう!
<講師メッセージ>
私は、より良き法曹養成の一助になればと思い、今年の8月に「基礎からわかる民事訴訟法」を出版しました。幸いこれまで各所から好意的な評価をいただいているようです。この本自体、分かりやすく執筆したつもりですが、うれしいことに、この本に沿った講義も望まれているとのことでした。そこで、内容を改めて口頭でご説明することによって、読者の皆さんの理解をさらに深めていただければと考え、講義をお引き受けした次第です。限られた時間ですので、少しメリハリを付けた講義になるとは思いますが、この講義により、民事訴訟法が受講者の皆さんにとって得意科目になることを願っています。
1 近時の考査委員は理論と実務の架橋を重視!
平成24年の民事訴訟法の本試験問題は、従来の民事訴訟法の著名な論点の他、書証による証明(処分証書、二段の推定)という民事実務基礎の分野についても問うものでした。
また、平成24年予備試験論文本試験でも、法律基本科目の民事訴訟法の他、民事実務基礎(法律実務基礎科目[ 民事])も課されており、実務と理論の架橋を意識した学習が不可欠です。むしろ、予備試験において民事実務基礎を課したが故に、これとの均衡上、司法試験においても民事実務基礎の分野からの出題がなされたとの推測も十分可能でしょう。
このように、近時の考査委員は、理論と実務の架橋を重視しているといえます。
2 受験生に人気急上昇中の『基礎からわかる民事訴訟法』を著者自ら解説!
この点、和田吉弘先生の『基礎からわかる民事訴訟法』は、「学説の世界の民事訴訟法と実務の世界の民事訴訟法とを融合して解説」(商事法務HP同書書籍案内)とあるように、近時の民事訴訟法の出題傾向に合致する基本書として、司法試験と予備試験受験生双方から人気急上昇中のテキストです。
まず、同書は、全体として、図表・チャートを駆使してわかりやすく説明するとともに、判例・通説の他に有力説にも配慮した充実した内容となっております。例えば、同書336 ~ 8頁の「二段の推定」は、図表を用い講義を受けている感じで非常にわかりやすい説明がされています。また、司法試験頻出テーマである「判決の効力」(同書422~ 484頁)は、具体的な事例を用いつつ丁寧にまとめられているとともに、争点効などの司法試験対策上必要な有力説の説明も充実しています。
著者であり本講座の担当講師である和田吉弘先生は、民事訴訟法の研究者でありながらも、東京地裁判事、法科大学院教授などをご経験され、民事訴訟における理論と実務、そして法曹養成教育全般に大変精通されております。
そこで、今回は著者である和田吉弘先生自ら、本テキストを用いて、司法試験と予備試験双方において出題可能性が高いものや受験生が苦手とするテーマはもちろん、民訴全体をスピーディーに解説します。
民事訴訟法を得意としたい全受験生必聴の講義です。是非お見逃しなく!
(2012年実施講座)
【講師】和田吉弘
【時間】24
【教材】●和田吉弘『基礎からわかる民事訴訟法』(商事法務,2012)
※各自ご用意ください。
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