越山和広『ロジカル演習民事訴訟法』―を素材として
なぜ、民事訴訟法の補強講義なのか?
平成30年以降の司法試験及び予備試験の論文式試験民事訴訟法では、非常に難しい問題が出題されています。これに対応するには?出題傾向に即した事例演習と、②「受験者が民事訴訟の体系的理解と基礎的な知識の正確な取得のために体系書や条文を繰り返し精読するという地道な作業」(令和元年司法試験の採点実感(民事系科目第3問))が必要です。本講義は短時間で、?②のニーズに応えるためのものです。
なぜ、越山和広先生『ロジカル演習民事訴訟法』弘文堂なのか?
昨年刊行された越山「ロジカル演習」は、元司法試験委員である越山先生が、「民事訴訟法に特徴的な論理を学ぶのに適切だと考えられる論点を厳選し、30個の事例を用意」(同書はしがき)したものであり、その質と網羅性に優れ、且つ本試験即応性が非常に高いものです。
例えば、令和元年司法試験に出題された「間接事実の自白・文書提出義務」同年予備試験に出題された「当事者の確定・固有必要的共同訴訟」などは、本ロジカル演習でほぼ完全に対応できました。
なぜ、テキストの精読なのか?
考査委員は、受験生に「体系書の精読」を求めています。
そして、ここ数年、「リーガルクエスト民事訴訟法」(三木浩一・笠井正俊/令和2年考査委員・垣内秀介・菱田雄郷)有斐閣第3版2018を精読していれば、明らかに有利であったと思われる出題が続いています。
当講座の教材「ロジカル演習」では、ほとんどの事例の参考文献としてリーガルクエストの該当頁が挙げられています。また、内容的にも、解説や解答例においてリーガルクエストの発想と一致する点が多く、本書を押さえることはリーガルクエストを押さえることにも通じます。
(2020年実施講座)
<時間>6時間
<講師>福田俊彦
<教材>
・越山和広先生『ロジカル演習民事訴訟法』(弘文堂 2019)
※別売 各自ご準備ください。
・講義レジュメ
◎現物を発送します。
受付次第随時発送