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【著者からのコメント】
刑法は、突き詰めるとものすごく奥の深い法律です。
国家が、強制的に市民の身体を拘束したり、場合によっては命を奪う根拠となる実体法が刑法です。
なぜそのようなことが許されるのか、刑法は何のためにあるのか、といったことは、絶対的な答えが出ることはないでしょうが、永遠に議論を続けないといけません。議論をして、理論を突き詰めていかないといけないのです。
国家が市民の命を奪うことまであるわけですから。
しかし、司法書士試験では、そういった深い議論まで踏み込む必要はありません。
深い議論や突き詰めた理論の整合性は、求められていません。
よって、「楽しむ」くらいが丁度よいスタンスです。みなさんはおそらく、刑事モノのドラマや映画が好きですよね。
あれだけ刑事モノのドラマや映画が多いことからも、刑事事件に興味のある方は多いと思います。最初は、その延長くらいのスタンスで構いません。
もちろん、刑法を法律として学びますので、理解すべき理論はしっかりと理解して、記憶すべきことは記憶する必要があります。
しかし、刑法は楽しんで学習して欲しいです。
これまで、不動産登記法、会社法、商業登記法と、ヘビーな科目が多かったですよね。
刑法くらいは、楽しんで学習しましょう。
【科目】刑法
【著者】松本雅典
【判型】A5
【発送予定】受付次第随時発送